2011年7月3日日曜日

クラシック音楽入門★ショスタコーヴィチ:交響曲第5番「革命」

ショスタコーヴィチの交響曲のなかでは均整の取れた構成をしており、ショスタコーヴィチの最高傑作として位置づけられる。

親しみやすい作風であることもあって、世界中のオーケストラのスタンダード・ナンバーとなっている。

元気な曲なので、クラシック音楽入門としても最適。

さらに、さらに! このバーンスタインのライブ盤は「トリハダ」もの。

「ショスタコの5番」といえば、後にも先にもこれしかないといっていいほどの決定的・歴史的名演がこの79年、東京文化会館での来日公演時のライヴ・レコーディング盤です。

この緊張感がたまらない。

第4楽章は狂気の乱舞だ。ロックだ!

凄い!


僕はパリ管弦楽団の「幻想交響曲」とこのニューヨーク・フィルの「革命」で決定的なクラシック音楽ファンになった。

クラシック音楽なんて「女子どもの音楽だ」と思っている人こそ、この曲を聴くべきだ。

レッド・ツェッペリンも真っ青さ。


ショスタコーヴィチ:交響曲第5番/チェロ協奏曲第1番
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2011年6月12日日曜日

3年は楽しめるお勧めのクラシック音楽★プッチーニ:オペラ『蝶々夫人』

日本人にとって複雑な心理が働くのが、このオペラ「蝶々夫人」。

長崎の若い芸者「蝶々」さんはアメリカの海軍士官ピンカートンを真剣に愛し結婚するが、彼にとっては一時の現地妻。

彼はアメリカに戻り、その帰りを待ちわびる蝶々さん。

3年たってようやく戻ってきた彼には正式な妻がいることを知ると、その妻に愛児を託して蝶々さんは自ら死を選ぶ。


ピンカートンを待ちわびる気持ちを切々と歌うアリア「ある晴れた日に」は、あまりにも有名。


いつもながらカラスの歌は、どこまでも真実の歌であり、一度耳にしたら最後、強烈な誘引力で聴き手を決して離さず、他では決して得られない感動をもたらす。

若きカラヤンの指揮はどんなディテールにも真情がこもっており、内面の心の動きに応じて、変幻自在に表情を変えていくところが非凡である。

1955年の録音だが、演奏解釈にまったく古臭さが感じられないのはすごいことだ。

ラストはカラスの真骨頂!感動的な名唱です。

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2011年5月29日日曜日

お薦めのクラシック音楽★ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番

★ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番:地球の上の美しい世界

何度も映画のテーマ等に用いられ、すっかり哀愁帯びたメロディーがすっかりお馴染みとなったラフマニノフのピアノ協奏曲2番を、現代最高のラフマニノフ弾き、アシュケナージが演奏した名盤です。


とにかく名盤の誉れ高い録音。

ハイティンク率いるコンセルトヘボウ管弦楽団の、どこまでもひろがるロシアの広大な大地のような緩やかなバックに、アシュケナージがロマン溢れるアルペジオを展開する様は、まさに圧巻。

まったく文句のつけようがない、ラフマニノフの決定版である。

1楽章の凄まじさといったらこの上ないし、2楽章の抒情感も、泣けてくるほど。

3楽章も、抜群のセンスのをもったアッチェランド(急に速くなる)で、魅了する。


とにかくバックがすごい。

すさまじく、そして美しい弦楽セクションが、この曲全体を支配している。

トゥッティの迫力も、この上ない。

こんな美しい世界が地球上にあったのだろうか・・・・・・・。


ラフマニノフ: ピアノ協奏曲第2番ハ短調&第4番ト単調






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2011年5月21日土曜日

おすすめのクラシック音楽★シューベルト『未完成』:美しい旋律と叙情性に彩られた未完の名曲

おすすめのクラシック音楽★シューベルト『未完成』:美しい旋律と叙情性に彩られた未完の名曲

考えてみれば交響曲の題名に『未完成』とつけるとはずいぶん人を食った話だ。

小説だったら一片の価値もない。


シューベルトは、この交響曲の第1楽章と第2楽章と第3楽章20小節目まで書いて、いったん中断した。


たった2つの楽章だけでも、これほどまでに美しい曲なのだから、第4楽章まで完成していたら、どんなに素晴らしかっただろう。

実は、なんと幻の第3、第4楽章を模倣して作った曲まであるという。


スピルバーグ監督のSF映画「マイノリティ・リポート」にも、この曲が効果的に使われていた。

ほかのシューベルトの作品と比べても格段に美しい曲だ。

流暢に流れ出すメロディのあとには叙情的なメロディ。

未完にして完成された交響曲第8番だ。

下記のアルバムに入っている「シューベルト交響曲第9番:グレート」も最高だ♪

カラヤンも若い指揮をしているよ。



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2011年5月15日日曜日

意外と官能的なブラームスはお好きですか?

★ブラームス『交響曲第1番』:重厚だけど官能的なブラームスはお好き?

ブラームスと言えば、音楽室で見た髭面で苦虫を噛み潰したようなイメージ。

でも、彼の作品は意外にロマンティックでしかも官能的なのだ。

ブラームスは生涯で4曲の交響曲を書いた。
この第1交響曲を完成させるのになんと15年間もかけ、1876年、43歳の時にようやく日の目をみる。


尊敬するベートーヴェンの後継者として『第9』に続く『第10番』のつもりで自らの交響曲第1番を書きあげたのだ。

その痕跡は、第4楽章にあの『第9』の「歓喜の歌」を思わせる旋律が出てくることからもわかるだろう。

この歓喜のメロディが始まると胸がジーンとくる。



確かに彼の作品は重厚で地味だが、人間の真実の叫びがあることも事実だ。


僕はブラームスが好きです。


▼ブラームス『交響曲第1番』バーンスタイン指揮:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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2011年5月7日土曜日

おススメのクラシック音楽★メンデルスゾーン『ヴァイオリン協奏曲』:聴けば誰でも心が優しくなる

通称「メンコン」、クラシックファンはこんな呼び方をして、この曲をこよなく愛する。

いわゆる三大ヴァイオリン協奏曲というと、ベートーヴェン、ブラームス、メンデルスゾーンの曲を指す。

前二者の雄渾、重厚、男性的なイメージと比べて、メンコンは優美、洗練と、どちらかというと女性的なイメージだ。

この優雅さはきっと彼の家柄や育ちによるものだろう。

この曲は、美しい旋律が纏綿と続く第1楽章の出だし(すごっ~~~~く素敵!)からして魅惑的だ。


終楽章もまた軽快なリズムを刻みながら技巧的に展開していく様は、聴く人の心をとらえずにはおかない。

ヴァイオリン協奏曲のNo.1だ。

ちなみにメンデルスゾーンはあの有名な「結婚行進曲」の作曲者です。


下記の「五嶋みどり」のメンコンは瑞々しく、とてつもなく美しく仕上がっています。

感動的な名演奏です。 超おすすめ!

まるで、極上のワインだ。


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2011年2月27日日曜日

勝利をもらいたいならこの曲★交響曲第5番 『運命』(ベートーヴェン)

クラシックの定番だけど、やっぱりNo.1。
「運命」はこのように戸を叩くのだ、とベートーヴェンが言った、あのテーマですね。

この交響曲の冒頭をご存じの方は多いと思いますが、では第4楽章を聴いたことある方はどうでしょう。
かなり少ないのでは?

第2楽章も繊細で美しいメロディも聴きどころです。
そして、第3楽章からクライマックスの最終楽章の勝利へ!

やっぱりベートーヴェンは天才だ(言うまでもないが)。

今日ご紹介するアルバムは「のだめ」で一躍有名になったベートーヴェンの交響曲第7番(ベトシチ)とのカップリングです。
一度は聴いておきたいクラシックの名曲です。(一度聴いた方は、二度目をどうぞ。)

交響曲第5番 『運命』・・・・勇気がワイテキマス!



ベートーヴェン:交響曲第5番&第7番




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