ブラームスと言えば、音楽室で見た髭面で苦虫を噛み潰したようなイメージ。
でも、彼の作品は意外にロマンティックでしかも官能的なのだ。
ブラームスは生涯で4曲の交響曲を書いた。
この第1交響曲を完成させるのになんと15年間もかけ、1876年、43歳の時にようやく日の目をみる。
尊敬するベートーヴェンの後継者として『第9』に続く『第10番』のつもりで自らの交響曲第1番を書きあげたのだ。
その痕跡は、第4楽章にあの『第9』の「歓喜の歌」を思わせる旋律が出てくることからもわかるだろう。
この歓喜のメロディが始まると胸がジーンとくる。
確かに彼の作品は重厚で地味だが、人間の真実の叫びがあることも事実だ。
僕はブラームスが好きです。
▼ブラームス『交響曲第1番』バーンスタイン指揮:ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
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